測定方法
口径の広いデポジットゲージやダストジャーに降下ばいじん(降水を含めて)を採取し、成分を分析・計量して、t/km2/月の単位で表示する。g/m2と表示することもできる。しかし、1平方メートル単位で測定するものではない。降水量が増加すれば降下ばいじん量は増加する関係にあるが、捕集した水分は蒸発させ、水分は測定の対象外となる。この際に水に溶解している物質が固形物となって水溶解性の降下ばいじんとして計量される。
千葉市では、ダストジャー方式を採用している。
※ 千葉市HP 「降下ばいじん調査結果 解析結果報告書(概要版)」より抜粋
測定結果の評価
長い間、我が国では降下ばいじん量が10t/km2/月以下であれば、生活に支障がないとされてきたが、住民の生活環境意識の向上によって10t/km2/月以下であればよいと言う相対的な考え方は全国的に見直されている。海の影響を除いて計算することによって、海岸地域の工場等の正味の影響を見ようとする動きもある。また、降下ばいじんは、降下した量だけを見ているが、発塵と浮遊粒子状物質(いわゆる粉じん)が増加すれば、それだけPM2.5等の人体に有害な物質が空気中に浮遊していることになり、生活の支障と健康上の影響を両方考えるように変化している。
千葉市 測定結果
千葉市は様々な大気環境測定を行っています。
蘇我臨海部、千葉市の測定地点(画像をクリックすると、千葉市HPのPDFが開きます)