活動その①
蘇我の会の歩み
2016年、蘇我地区での石炭火力発電所建設計画が発表されました。地球温暖化、そしてこの地域の大気環境の問題を重視し、建設反対運動に取り組みました。2018年の計画の中止発表後は、蘇我地区での粉じん問題に焦点をあて、活動をしています
JFEスチール(株)の敷地に
石炭火力発電所の建設計画が持ち上がる
蘇我石炭火力建設計画を考える会(通称:蘇我の会)発足
JFE敷地内における石炭火力発電所建設計画に反対する立場から、設立。すでに臨海部地区ではJFE工場が一因と考えられる「粉じん」被害で住民は困っていた中での石炭火火力発電所計画が発表されたことから、住民の怒りは爆発した。
蘇我石炭火力発電所計画の中止が発表される
蘇我の会発足当初から住民を先頭に協力団体と共に考えられるすべての反対運動を行って来た成果である。しかしながら、「火力発電所計画」、並びに「粉じん被害問題」が残されており、引き続き取り込むこととした。
この発表を受け当会の名称を「蘇我火力発電所計画を考える会」に変更した。
千葉市環境審議会環境保全推進計画部会大気環境保全専門委員会が、提言を出す(提言全文:千葉市HP)
提言1:粉じん問題は、概ね臨海部の製鉄所の影響が大きい
提言2:臨海部の降下ばいじん観測強化、
提言3:環境目標値の見直し
これまで行政は、粉じんの原因を「複合汚染」と言い続けJFEと結び知けることを避けてきた。
また「環境目標値20t/㎢/月」以内で取り上げづらいと一貫して回答を行ってきた。しかし、この提言では「複合汚染」ではなく「概ね臨海部の製鉄所」と特定し、尚且つ40年間も見直されてこなかった「環境目標値の見直し」が提言されたことは、大きな成果である。
新型コロナウィルスに起因する緊急事態宣言を受け、当会活動も休止する。
JFEが「火力発電所計画の中止」を発表
当会の名称を「千葉中央臨海部大気環境を考える会」に名称変更
JFEの火力発電所計画中止発表を受け、呼称については「蘇我の会」を継承し、「粉じん問題」に特化した組織とした。
千葉市環境審議会保全推進計画部会大気環境保全専門委員会が、「新環境目標値を10t/㎢/月」を発表
長い審議期間であったが、環境目標値が「20t/㎢/月⇒10t/㎢/月」と半減した。これで粉じん被害がなくなるわけではないが、大きな成果である。
「新環境目標値10t/㎢/月」の施行開始
新しい目標値の実施となり、行政の測定数値」「JFEの測定値」の結果を待ち、行政との折衝・JFEとの折衝を断続的に行い現在に至る。詳しくは「測定データ参照」
活動その②
蘇我の会の調査
蘇我の会では、月に一度の運営委員会、日々公表される粉じん・降下ばいじんのデータチェック、毎年の千葉市・JFEとの面談、数年に一回粉じん被害アンケート調査を行っています。
活動その③
千葉市・JFEとの話し合い
毎年、千葉市環境局環境規制課との面談、JFEスチール株式会社千葉工場総務部との面談を行っています。